もやもや病

もやもや病の手術

絶飲食もそれなりに辛い部分はありますが、それよりも早く痛みから解放されたい気持ちが強かったです。オーストラリアの病院実習で手術部に1か月ほどいたのでどのような流れで入室して、そこから手術、という流れを何度も見てきたので手術が怖いという感覚はありませんでした。手術室の看護師さんからすればとても不思議な患者だったと思います。

麻酔が聞いてくるのがとても不思議な感覚で、先生と話していて、効いてきたらパソコンの電源が切れるみたいにある一定の時からパッと意識が落ちます。通常であれば手術室で起こされ、自発的な呼吸が認められればそのまま病棟へ、という流れですが、私の場合は術後に再びキセノンガス検査をして脳の血流が安定していればICUで抜管(口から入っている呼吸器の管を抜く)、という流れであることは事前に知らされていました。

ICUで起こされた時は無事に手術が終わったんだ、とほっとしました。月並みですが、生きていてよかった、とさえ思いました。ですが、いざICUで起こされて、呼吸器の管があり機械による呼吸のタイミングと自分の呼吸のタイミングが合わなくて少しパニックになったことは覚えています。

呼吸器の管がずるりと口の中から出ていった時の解放感は今までに味わったことのない解放感です。喉が少しガサガサするけれど自分で呼吸ができるって素晴らしい、と改めて感動しました。胃に入っているチューブは口から入れられていたのですが、それが喉の奥に当たってとにかく気持ち悪くて、それも抜いてもらうことになりました。ずるずると抜かれていく感覚にまた気持ち悪くなりましたが、全て抜かれたあとはすっきり、という感じでした。そのまま一晩、ICUで過ごすのですが、傷の痛みなのか頭痛なのかわからない痛みに、痛み止めを落としてもらい、寝て、また痛みで起きて、という繰り返しでした。

翌朝、CT検査して病棟に戻りましたが、麻酔なのか手術の影響なのかわかりませんが熱が出てしまいました。そして怒涛の点滴の日々が始まるのですが、同時にこめかみのところまで切っているので食べる時に口が開かず、とても大変でした。あまり食事も水分も摂れていないので点滴が続くのですが、2・3日ほど手術した右側が腫れて目が開かないほどでした。それと足裏の土踏まずが無くなるほど足もパンパンでした。

覚えている限り、4・5日くらいは点滴をしていたと思います。やっと点滴が終わるころには顔と足の腫れも引いていました。最初の手術では検査も含めて3週間ほど入院していましたが、最後の1週間は手術前と比べると半分ほどしか口は開きませんがそれでも普通に食べられるようになり、病棟を歩いたり、敷地内にカフェがあるのでそこに歩いて行ったりしていました。

傷口はホチキスと生春巻きで使われているライスペーパーみたいなシートが付いていました。シャワーでお湯を当てるとベロベロ、と取れるのでシャワーのタイミングは先生からの許可で入れるようになります。最初の手術は4月にしましたが、それでも外に行くと蒸し暑くて、シャワーに入ってさっぱりするまでは3日くらいかかったように思います。

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