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不整脈って英語でなんて言うの!?

先日、体験レッスンにて不整脈の質問がありましたので、ブログでも詳しく説明したいと思います。

心臓は血液を身体に押し出すポンプの役割があります。一回の心臓の収縮・拡張で一回で約60~70mLの血液を押し出しています。

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60mLを身近なもので例えると資生堂「アネッサ」です。一回でこの日焼け止めの量と同じ量の血液を心臓は押し出しています。

そして心臓の収縮と拡張は刺激伝導系ですべてコントロールされています。看護師をはじめとする医師、看護学生や検査技師の方にはお馴染みの心臓と刺激伝導系の図ですね。

heart | Structure, Function, & Facts | Britannica
英語ですと、こうなります。

この洞房結節(もしくは洞結節)から約70~80回、右心房が興奮し、収縮と拡張を繰り返します。そしてその興奮は房室結節へと伝わり、プルキンエ線維により右心室と左心室が同時に収縮と拡張を繰り返します。ただ、洞房結節「sinoatrial node (AV node)」が何らかの障害が起きると、房室結節「atrioventricular node (AV node)」が刺激を発しますが、洞房結節のリズムより少し遅い約60回になります。どちらも「node」という単語が使われていますが、これは「結節」です。こぶや植物の節、という意味もある単語です。洞房結節の「sinoatrial」の「sino-」は省略しないで書くと「sinus」となり、これは心臓が一定のリズムで拍動している様子も表します。心臓が一定のリズムで拍動することを洞調律と言いますが、これは英語で「sinus rhythm」と言います。そして房室結節の「atrioventricular」は「atria」心房と「ventricular」心室の間にあるのでこの二つの単語を組み合わせて「atrioventricular」となります。

不整脈が見られる疾患は様々ですが、ここでは刺激伝導系の異常(正常な発電ができない・電気信号がうまく伝わらない・余分な電気興奮が発生する)として話していきます。不整脈は期外収縮、徐脈性不整脈と頻脈性不整脈の3つに分類されます。どれも健康な人でも起こりえるもので、特に期外収縮は健康な人でも一日に何度か出現することがあります。ですが、自覚症状がなく、回数も少なければ治療の必要はありません。胸の苦しさや息切れ、めまいや失神などといった症状がある場合は診察・検査の必要があります。これは「Premature heart beat」と言い、 心房性期外収縮「premature atrial contractions」と心室性期外収縮「premature ventricular contractions」に分けられます。自分の正常なリズムの脈が崩されるような感じでリズムの早い脈が入り込みます。

徐脈性不整脈は総じて「bradyarrhythmia」と言います。ただ、徐脈性不整脈の場合は房室ブロック「AV block」とその不整脈の状態を詳しく言うことがほとんどです。房室ブロックはI度・II度・III度とさらに細かく分類されていますが、「First degree heart block」と言われます。

頻脈性不整脈には心房細動や致死性の高い心室細動などが分類されます。心房・心室粗動も頻脈性不整脈に含まれます。心房粗動は「Atrial Flutter(AF)」と言います。「Atrial」が心房を表し、「flutter」早く不規則に動く、どきどきする、という意味です。心室粗動は心室の粗動なので「Ventricular Flutter(VF)」となります。心房細動と心室細動も似たように「Atrial」と「Ventricular」とつきます。細動なので粗動と違い細かく震えるので「Fibrillation」と変わります。ただ、略されるとどちらも同じ頭文字になってしまうので細動の方は「Af」「Vf」と「f」が小文字になりますので要注意です。細かく震えるので小文字、という風に私は覚えました。また心室細動に移行する恐れのある心室性頻拍は「Ventricular Tachycardia(VT)」とこちらは頭文字をとっても「T」が他と被ることはないので大文字です。心室細動も心室性頻拍も看護師国家試験でよく見るので合わせて覚えておくのも良いでしょう。

これらの不整脈をまとめて、英語では「arrhythmia」と言います。「a-」はその後の言葉の状態を否定する「prefix」接頭辞です。不整脈の「不」の部分に相当します。「-rhythmia」には「rhythm」リズムという言葉が隠れています。これは一定のリズムで動く心臓、脈を指しています。いわば、整脈の状態を表す言葉です。「a-」が付くことでその整脈の状態が乱れている、保たれていない状況を表すので不整脈は「arrhythmia」となります。

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