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悪阻って英語でなんて言うの?

オーストラリアの看護学生は日本の看護学生のように女性の妊娠・出産については勉強しませんでした。私が在籍していたQUT(クイーンズランド工科大学)では3年次に選択授業があり、そこで女性の妊娠・出産に関する授業を選択しましたが、オンラインの授業でレポート課題を提出するだけのものでした。

オーストラリアではきれいに分けられていて、救急での看護師やエコーなどを行う技師になれば勉強するかもしれませんが、女性の妊娠・出産に関する勉強は看護学生はほとんどしません。助産師の学生になると3年間みっちりやります。しかし日本では国家試験に出題される上に実習でも母性の実習がありますね。オーストラリアの看護学生と日本の看護学生の大きな違いの一つですね。

さて、悪阻は日本語でも「つわり」と「おそ」という二つの言い方がありますね。「つわり」は一般の方にでも通じる用語ですね。しかし「つわり」と「おそ」の違いは妊娠初期で治まるのが「つわり」、より悪化し一日に何度も嘔吐を繰り返したり体重が減少した状態を「おそ」としています。

英語でも一般の方に通じる「悪阻」と医療英語の「悪阻」があります。前者の「悪阻」は「morning sickness」になります。なぜこのような名前になったかというと「悪阻」は朝または午前中に起こる方が多い、とのことですが、その限りではない人もいるので「morning」という単語はありますが、時間帯というよりもフレーズで覚えましょう。

医療英語での「悪阻」は辞書で引くと「hyperemesis」もくは「hyperemesis gravidarum」と訳されていると思います。どちらも間違いではありませんが、「hyperemesis」は過多嘔吐の状態を表します。なので、原因は無しに嘔吐症状を表す状態の言葉になります。なので妊娠に関係なく一日に何度も嘔吐している状態を「hyperemesis」と言います。「hyper-」が過多の状態を表す「prefix」の単語になります。「-emesis」は吐き気・嘔吐の英語の解説記事でも書いた「嘔吐」を表す単語になります。「gravidarum」は英語ではなくラテン語で、「妊娠」という意味になります。なので「hyperemesis gravidarum」という単語は「妊娠による嘔吐」という意味になります。オーストラリアの看護学生や看護師はあまり見かけませんが、「hyperemesis gravidarum」は「おそ」の意味で使われることもあるらしいので母性の分野に進んだらよく見かける単語になるのかな、と思います。

「つわり」の状態を表す英語は「Nausea and vomiting of pregnancy (NVP)」となります。これは日本語と英語の違いをよく表しているフレーズだと私は思います。日本語では存在している単語が英語では存在しないので同じものを表現するために日本語では単語一つに対して英語ではフレーズや文章になってしまう、もしくはその逆もある、状態をよく表していると思います。「nausea and vomiting of pregnancy」は妊娠による吐き気と嘔吐、となります。

まとめると「つわり」は「nausea and vomiting of pregnancy」もしくは「morning sickness」となり、「おそ」は「hyperemesis gravidarum」とそれぞれ分けることができます。

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