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オーストラリアの年越し事情

皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

今年の干支はねずみですね。この干支は英語では「Chinese zodiac」と言います。辞書では「Oriental zodiac」や「sexagenary cycle」などと出てきますが、「Chinese zodiac」のほうが通じます。しかし外国人の方に干支を聞いてもわからないことがあるので、説明するときは一苦労かもしれません。あくまでも中国や日本などのアジア圏のみの文化です。

日本や中国はクリスマスよりも新年(中国は元日ではなく旧正月になりますが)のほうがより重要行事かと思われます。私も引っ越してからの元日は初めて深夜に初詣をしました。この初詣は英語では「the first New Year’s visit to the shrine/temple」となります。これも英語圏にはない文化なので「初詣」という単語はありませんので文章での表現となります。より自然に言うとすれば「 the first New Year visit to the shrine/temple to give New Year’s prayer」と言ったほうがわかりやすいかもしれません。この「prayer」という単語はお祈り、という意味があるので、英語圏の方でも神社もしくは仏閣で何をするのかわかりやすいと思います。英語圏の方は(宗派はいろいろありますが)基本はクリスチャン(キリスト教信者)の方がほとんどなので同じように「prayer」お祈りの文化があります。

The first New Year’s visit to the shrine/temple」だけですと神社もしくは仏閣に行って、何するの?となるかもしれないので「prayer」と付けるだけで何をするのかわかりやすいと思います。当たり前ですが、日本の文化は外国とは全く違うので外国人の方からすれば何か特別のことをするのかもしれない、と思う方が中にはいると思います。

外国ではどのような新年なのかというと最近では花火を上げたりすることもありますが、基本は家で家族と過ごす日です。ヨーロッパやロシア、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどの英語・ラテン語圏ではクリスマスのほうがより大切な行事です。日本ではすっかりカップルで過ごす日となっていますが、本来は家族で過ごす日です。

オーストラリアではクリスマスの日に「Roast dinner」とデザートに「Christmas pudding」を食べます。「Roast dinner」はローストしたチキンや少し豪華なディナーを食べます。オーストラリアは特にそうですが、いろんな国・文化を持つ家族が多いので、家族ごとにメニューは異なります。

Christmas pudding」はそのまま訳すとクリスマスプディングになりますが、日本人が一般に想像する卵液とカラメルを固めた「プリン」ではありません。

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5分で作れるクリスマスプディングとありますが、レシピでは焼き上がりまでに25分かかると書いてありました(笑)
グルテンフリーのクリスマスプディングのレシピもあるようです。

伝統的なレシピですと生パン粉と小麦粉を使うので「プリン」というよりは「スポンジケーキ」のようなものになります。卵や砂糖、ブランデーを加え、そこにドライフルーツ、ナッツなどを混ぜ合わせ柔らかくなるまで漬けます。さらにラム酒も加えるのでかなりアルコールが多いです。混ざり合ったものを型に流し込み蒸してから1か月ほど冷所保存するそうです。これは熟成させるためだそうで、熟成期間が長ければ長いほど美味しくなると言われているそうです。なので 「クリスマスプディングを食べ終わったらすぐに、来年のクリスマスプディングを作り始める。」 と言われるほどだそうです。

食べる前に再び 茹でるか湯煎をし、ヒイラギの枝を飾り付けて熱くしたブランデーをかけてフランベするそうです。ラム酒入りバターか、ブランデー入りバターを添えるのが、伝統的な食べ方になります。人によってはホイップクリームやカスタードクリームで食べる人もいるそうです。かなりのカロリーとアルコール度数になりそうですね…。イギリスでは各家庭ごとにレシピがあるそうなので日本のお雑煮に近いものがありますね。

蒸し上げる前に 願い事をしながら生地に指輪やコイン、指ぬきなどの小物を混ぜ込む儀式が行われる場合もあるそうなのでフランスのガレット・デ・ロワに近いものがありますね。ただ、ガレット・デ・ロワでは陶器でできた人形「フェーヴ」が入っていて、切り分けたときに自分のピースにフェーヴが入っていたら、王冠を被り、一年間は幸運であるとされているそうなので、日本のおみくじと似ていますね。

クリスマスは12月25日だけではなく、26日もイベントがあります。イギリスをはじめとする連邦国ではボクシングデー「Boxing Day」となります。スポーツのボクシングとスペルは同じですが、こちらはクリスマスプレゼントを開封する日となっています。元々は、教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱「box」を開ける日であったことから 「Boxing Day」 と呼ばれます。この日はクリスマスも働いていた使用人たちに家族を過ごさせるための休日でもあるそうです。今は使用人を抱える家も少ないので時代背景が垣間見えますね。またクリスマスにクリスマスカードやプレゼントを届けてくれた郵便配達員にも、ねぎらいの意を込めて26日(当日が日曜日の場合は27日)に箱入りのプレゼント(Christmas box)をすることもあります。

ボクシングデーにはセールが行われますが、現在ではアメリカのブラックフライデーのセールで少し陰に隠れているそうです。

このようにしてオーストラリアでは新年を迎える準備をします。オーストラリアではイギリスからの移民が多いのでクリスマスイブ、クリスマスとボクシングデーも「Public holiday」(祭日)となっています。

皆さんのクリスマス、新年はいかがでしたでしょうか。今年も現場で実際に使える英語やオーストラリアの看護師事情や文化についても紹介できたらな、と思います。

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