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吐き気・嘔吐って医療英語でなんて言うの!?

吐き気・嘔吐は様々な疾患で見られる症状でもあります。これから大流行するノロウイルスでよく見られる症状でもあれば心筋梗塞などの重大な病気の症状でもあれば化学療法(ケモ)の副作用であったりします。

吐き気は英語で “nausea” ですが、これをそのまま文章として使うことは少ないです。”Nausea” は名詞(noun)なので患者さんが吐き気を催している場合は動詞を使ったほうがいいです。”Nausea” を動詞にすると “nauseous” や “feeling nauseated” という表現になります。”Nausea” はどちらかというと教科書言葉なのでネイティブの人でもあまり使いません。あくまでも”nausea”は吐き気を表す言葉で現在進行形や過去完了形でも ”nauseous” になります。

  • Last night, I was feeling nauseous.(昨晩、気持ち悪いかったです。)
  • Are you feeling nauseous?(吐き気はありますか?)
  • I am feeling nauseous.(気分が悪い)
  • I am nauseated by the smell of the fish.(魚の匂いで気持ち悪くなる)

ネイティブスピーカーからすれば ”nausea” を使うほうが不自然なので質問するときは ”nauseous” などを使いましょう。

嘔吐は “vomit” ですが、これは “to vomit” などという使い方をしないと吐いたもしくは吐くという表現になりません。ネイティブの人からすると ”vomit” 単体では吐しゃ物の印象が強いのであまり嘔吐した、という意味では使いません。では嘔吐した、というのはどう言うのでしょうか。

  • I had to vomit.(どうしても吐かずにはいられなかった。)
  • I vomited twice last night.(昨日の夜、二回吐いた。)
  • She’s vomiting because of the morning sickness.(悪阻で吐きが止まらない。)

最初の文章では ”vomit” が使われていますが、”to vomit” という表現になっているので動詞に代わります。ちなみに吐しゃ物は ”vomitus” と言います。

ちなみに医学書などでは “emesis” という訳され方をしている場合があります。これは医学用語とそうでない用語の違いなので意味は同じです。なので看護記録などでは ”emesis” を使うほうが正しいですが、患者さんへ聞くときは ”vomit” を使うほうが良いでしょう。”Emesis” はギリシャ語の「emein」が語源になっています。”To vomit”「吐く」という意味があるそうです。

ではこの ”emesis” は看護記録などの医療用語以外でどこに使うのでしょうか。制吐薬や酔い止め薬などの薬品を指す言葉で使われます。

“Anti-emetics” “Anti-emetic medications” と制吐薬を指します。”Anti” が「反対する」という意味を持つ言葉で最近ではネット用語で「アンチ」という使い方で聞くと思います。”Anti-“ という使われ方をすると直後にくる単語を「抑制する」という意味になりますので、「吐き」と「抑制する」ための「薬」という意味になります。英語の治療薬ハンドブックなどでも ”Anti-emesis agents” “Anti-emetic agents” などとカテゴリ分けされています。しかしこれは看護師や医師などの医療スタッフ間でしか使いません。

患者さんに対しては “medication to stop nausea” や “medication to stop vomiting” と言います。病院では専門用語や医療スタッフ間でしか使わない単語が多いので患者さんには簡単な英単語を使って説明しなくてはならないので英語力が問われます。

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