オーストラリア 看護師 英語

オーストラリア看護学生事情 大学編

専門学校を卒業後、私はQUT(Queensland University of Technology)に編入しました。オーストラリアの大学の看護学部はすべて3年制です。単位を落としたり、足りない場合は3年よりも伸びたりしますが、基本は3年での卒業となります。しかし、これにも例外があり短くなる場合もあります。

編入前に違う学校や大学で何らかの単位を取得し卒業している場合、1年免除になるのです。私の場合は専門学校入学時にQUTへ編入する、という入学許可証のもと専門学校に入学したので1年間免除になりました。

この免除の制度は申請すれば許可されるのですが、医療系の学部を卒業していなくても免除の申請ができます。また多くの場合、許可されるので中には最初の1年の生化学や解剖学、生理学などを勉強しないのでのちの授業やレポート、実習で苦労しているのが見受けられました。

大学でも同じようにすべての授業を終えてから病院実習という流れでした。しかし専門学校と少し違ったのは実技の授業が圧倒的に少ないということでした。専門学校では頼めば授業時間内で違う手技を練習することができましたが、大学では生徒数も多いためそうもいかず、しかも手技を一度実技の授業で取り扱ったら終わり、という感じでした。時間も専門学校は3時間みっちり、でしたが大学では2時間で終わり、という状況でした。

ですが、オーストラリアの看護学生としてできることは限られてくる上に実習先で使う機械などが違うため、実習先の病院でその病院が使っている器具を用いて練習する、という流れでした。実際、専門学校で行った実習先ではそれぞれ使っている点滴用のポンプやバイタルを測定する器具も違いました。

そして実習に使われる採点用紙も複写式になっていて、先生、生徒、大学の三者で見ることができるのでその点はすごく良いと思いました。なので実習を重ねるごとに自分の改善されたところやこれから力を入れていかなくちゃいけないところを並べてみることができます。

また、病院実習も時間割に授業コマとして組み込まれているので最終的な採点用紙だけではなくレポートの提出もありました。長さは自由でしたが、自分の学びや前回よりもよくなった点、これから次の実習に向けての学習などの内容を書きました。

実習先も複数から選べ、第1希望、第2希望、第3希望まで出せました。実習期間も生徒によって異なり、これは大学側が決めていましたので専門学校から大学へ一緒に進んだ友人たちとの間でかなり期間が開いている場合もありました。またランダムにグループとして選ばれるのでグループメンバーも当日、病院で顔合わせをするという流れでした。

大学でも同じで事前に患者さんの情報を貰う、ということもありませんでした。なので実習先の病棟のリーダーがどの患者さんが良いか決めて、患者さんに会う、という流れでした。オーストラリアの病院では平均入院日数がとても短く、多くの患者さんは学生の実習期間中に入院もしくは術後管理のために病棟にきて、すぐに退院という形でした。外科病棟では患者の入れ替わりが激しく、内科やリハビリなどでは入院期間が長くなるのでいつも同じ患者さん、ということもありました。

オーストラリアの看護学生の実習では、日本の看護学生の実習よりもやることが少ないかな、という印象があります。病院実習の期間も長く、最初に行く老人ホームの実習でも2週間です。一番短くても2週間で、3年次には長くなると4週間を2つ別施設に行ったりします。期間中のレポートも先生によりますが、私はありませんでした。一日の終わりに学生たちで集まってその日の学びや疑問を共有しあう時間はありましたが、毎日ではありませんでした。

オーストラリアの病院実習期間中は大学での講義もないのでより実習に集中でき、大学でも実習期間、とすべての授業が終わったタイミングで組み込んであるので負担は少なかったかのように思います。

専門学校と大学でとても楽しく過ごせ、病院実習先の看護師さんからも大変よくして頂いたのを覚えています。またオーストラリアの病院実習で私は運よく手術室に4週間行くことになり、器械出し看護師の経験をさせていただいたり、麻酔科の看護師について回ったり、回復室、など様々な部門に行きました。日本の看護学生ではできないような体験もして、とても充実したオーストラリアでの看護学生生活でした。

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